泣いて 笑って 空をみて



平成16年7月中旬に肺癌に侵されていた事がわかり、すでにリンパ線、皮膚、骨等に転移しているという医師の説明に本人や家族の苦悩が始まりました。

この日記は、病床で自分の現実を見つめながら、最後まで希望を捨てなかった弟、宮本嘉也の苦悩と戦いの療養日記です。                    

病気は、死で終わるものではなく、多くの人々の勇気と希望をもらい続けたことへの感謝であり、きっと天国に行ってもこの感謝を忘れずに、笑顔で私たちを見守ってくれていることでしょう。


宮本嘉也  平成16年9月27日没  享年36歳   職業 ミュ−ジシャン  

東埼玉綜武館 館長 宮本重信 



泣いて 笑って 空をみて

肺癌なんぞにゃ負けんわい!


宮本 嘉也

2004/08/05 (木)泣いて 笑って 空をみて オープン


泣いて 笑って 空をみて がオープンしました




■2004/08/05 (木)はじめまして


日記は、多分中学生ぐらいの時、少し書いた記憶がある。その時は、好きな女の子の事や、友達のこと、将来の夢なんかを書いていた様な気がする。あれから20数年間ぶりに日記を書こうと思う。多分、基本的な事は当時と何も変わらないと思う。さて、何を書こうかな。

今日は、県立癌センターから電話があって、来週の月曜日から入院することがきまった。入院中に読む本でも買いに行こうと、民さんと「書楽」という書店にいった。しかし、、店内の半分ぐらいが改装中で、欲しい本は見つからなかった。

それにしても7月に肺に癌が見つかり、検査結果で何ヶ所かに転移してる事も分かった。

これからどうなるか分からないが、やはり希望だけは持ち続けたいと思う。
(実は、本当のことを言うと、いままでにあまりの痛みにより、何回か希望を無くしましたけどね(笑)。)

この日記のタイトルの「泣いて 笑って 空を見て」と、いうのは、自分が、とっても好きなバンド”ザ☆スターキーズ”の「明日の詩が咲いている」と言う曲の歌詞からつけました。

 BGM−明日の詩が咲いている (ザ☆スターキーズ)




■2004/08/06 (金)自分にとってのエネルギー


今日は、友達と一緒に山に行った。川で、全身びしょ濡れになって遊んだ。着替えも無いのに、服のまま川にダイブをした。最初はそのつもりは無かったのに、間違えて川に落ちたので後は、やけになり、服のまま川で遊んだ。童心に帰った気分だ。せめて、海パンか、着替えを持ってくればよかった。ま、後の祭りか。その後、びしょ濡れの服のまま過ごす。さすが、夏だ。寒くは無く気持ちよかった。

次は、また違う川に行き、今度は石遊び(ボルダリング)を行う。久しぶりの岩の感触。ワクワク感。が、結果は散々だった。以前登れた岩も出来無くなっていた。はっきり言って、悔しい。いつか身体が良くなったら、鍛えてリベンジしてやる。気が付いたら、服が乾いていた。さすが、夏だ。

その後、大好きなクルミ汁蕎麦を食べに行く。相変わらず、そこの店のおばあちゃんは、元気で動き回っている。いつ食べても、そこのクルミ汁蕎麦はうまいね。おばあちゃん、また食べに行くから!

蕎麦を食べてから、また岩遊び(ボルダリング)をやるが、またもや結果は散々。でも、岩と向かい合うワクワク感はいいね。落ちてばかりで悔しいけど、やっぱりうれしくて笑みがこぼれる。暑い太陽の日差しの中、汗だくになって遊ぶのは気持ちいいね。

最後に、山の中の温泉に行った。久しぶりの露天風呂。周りは、山、山、山。もう湯船に入った瞬間なんとも言えない幸福感を感じた。今日、一日遊び疲れた身体がお湯の中で溶ろけてゆく、そんな感じだった。病気も全て消えていく感じがした。

やっぱり山、川、風、岩、水、太陽、景色、自然、温泉、緑、青、、、、は自分にとって、すごく必要で、すごくエネルギーになる事を感じた一日でした。

 <最後に今日、一緒に行った友達からのメールです。>

「俺もすっげ〜楽しかった。岩と温泉セットでまた絶対に行こう。病気なんかぶっ飛ばしちゃえ、奥さんや友達もついてる。一緒にぶっ飛ばしてやりたいけど戦うのは自分だから負けるな!病院で会おうね。今日はありがとう奥さんにもサラダうまかったって、ヨロシク頑張れ。」

ありがと、 俺は、負けねーぞ!!


  BGM−Tabanaba (Aboriginal Traditional Song)




■2004/08/07 (土)教会学校の先生


 10数年前から、大宮のキリスト教の教会で、日曜日の朝、子供の教会学校の先生をやっている。と、いっても別に堅苦しいものじゃ無く、自分の場合は、子供の友達という感覚でやっている。アコーディオンで子供賛美歌を弾いたり、月に一回神様のお話を子供達にしたり、遊んだり、、、。


で、今日は10年位前に生徒だった子供達(もう大人ですけど)が、自分の病気の事を知って、わざわざ家にお見舞いに来てくれた。言葉ではうまく表せないけど、とってもうれしかった。本当にありがと。みんな、あの頃の面影を残しつつも素敵な大人になっていた。普段、そんなに自分の歳を気にしないけど、彼らの成長を見ると、やっぱり自分の歳を少し感じる

はっきり言って、自分はいい先生じゃないと思う。何回も辞めたいと思ったこともある。でも、今日は教会学校の先生をやっていて良かったと思った。

  BGM−We shall be happy (Joseph Spence)





■2004/08/08 (日)折れない心


頭がわれそうでつらい。AM1時前に寝たのに、3時過ぎに頭痛でおきた。それからズート激痛。マッサージしたり、お風呂に入ったりしたけど変わらない。眠りたいけど眠れない。どうしようもないので、今、朝食を食べて、痛み止めの薬を飲んだ。そのうち楽になるだろう。

今回の頭痛を通して1つ自分の中で変化が起こった。それは、いつもだったら、痛みに心が負けて弱気になったりするけど、今日は心が折れなかった。とっても苦しいけど、心だけは負けなかった。なぜなら、自分ひとりで闘うのでは無いという事に気付いたからだ。自分には、たくさんの人の支えがあり、祈りがあり、励ましがある。これは大事な宝物だ。


これからも、苦しい時がたくさんでてくると思うが、今回の苦しみをのり越えられた事は、自分にとって大きな自信となった。うれしいね。




■2004/08/08 (日)泣きました。


今日、泣きました。涙があふれて止まらなかった。その涙は、悲しい涙やつらい涙では無く、本当に、心からの感謝で一杯の嬉し涙だった。

今日、礼拝後、民さんの提案で、みんなが自分を囲って祈ってくれた。みんなありがとう。

明日から入院します。不安や怖さはあるけど、もう大丈夫です。




■2004/08/09 (月)今日から


今日から入院です。いろいろあったけど、ここまでこれました。これからの生活にも、喜びと感謝と祈りがあります様に。




■2004/08/09 (月)これから


今日入院しました.これから長い戦いになりそうです.明日は一日化学療法です.




■2004/08/10 (火)今日


今日一回目の抗がん剤が終りました.一日中点滴でした.明日からは副作用との戦いです.どうか身体がもちます様に!

あと、メールを送ってくれた方々、どうもありがとう。励まされます。


今日、こういう聖書の箇所を読みました。

/神様は、私たちのどの様な願いをも越えて祝福を与える事が出来る。ーエフェソ3.20




■2004/08/11 (水)やはり


やはり、副作用がでました。今は、何とか薬で押さえてます。




■2004/08/14 (土)民さんという人Part1


最近、僕が副作用でご飯を食べれない。で、いつもご飯時になると民さんが来て美味しそうに食べてます。

また、民さんは、家にいると暑いので、ココに涼みにくるらしい。僕のベットで昼寝をしたり、本をよんだりしています。民はそういうひとです。そんな民さんに僕は癒されています。




■2004/08/15 (日)感謝


今日はベッドの窓からとてもきれいな夕焼けを見た。      感謝。。。


今日はいつもはうけ入れない固形物が少しだけ食べれた。    感謝。。。


身体も副作用からほんの少しづつ回復している様な気がする。  感謝。。。




■2004/08/17 (火)エネルギー


エネルギーある人と会うと、自分までエネルギーが増える気がする。いつか、自分も誰かにエネルギーを与えたいと思った一日だった。

夕御飯も普通にたべれました。




■2004/08/18 (水)いいのかな?悪いのかな?


気が付くと、入院してから10日間。自分のベットのあたり(4人部屋の窓際)が、だんだん自分の部屋化してきた。なんか、居心地のいい空間になってきた。読みたい本も目の前だし、聞きたいCDもあるし、好きなお菓子もあるし、、、、。これで、もうちょっと広かったら、、、。ここから、窓の外の青空と雲を見ていると本当に病気の事を忘れます。




■2004/08/19 (木)何のせい


副作用の為なのか、自分の身体が弱いのか、すこし落ち込みます。すぐ疲れるし、呼吸しずらいし、話しもしずらい。一日何回か昼寝をする。食欲はあるけど、吐いたりもする。病気のせい。薬のせい。体のせい。心のせい。

現実は不安のかたまりです。だからと言って、ここから逃げることも、隠れることも、消えることもできません。僕は、いま、ここにいて、こうして生きてます。だから心の中に希望を持ちつづけます。




■2004/08/20 (金)あした


あした、外泊許可が出ました。一泊だけだけど帰れます。うれしいです。明日は何をしようかな。




■2004/08/21 (土)・・・・


今日は、久しぶりに我が家に帰ってきた。我が家は落ち着くね。

帰りに、民さんと髪の毛を切に行ってきた。いつも、行っている親戚のお店。多分、ガキの頃から行ってると思う。(たまに、時間の無い時は他の店や、民さん切ってもらうけど)

鏡の前の椅子に座って、ケープを着させてもらって、髪の毛を濡らし、そしていよいよカット。 サクサク、サクサク、、。ザクザク、ザクク、、。チョキ、チョキ、チョキ、、、。
適度に髪の毛を引っ張りながら、櫛を使い、一定の流れる様なリズムでハサミを操り髪の毛を切ってゆく。
自分は髪の毛を切られるのが大好きである。そして、いつものように目をつぶって切られる瞬間瞬間の感覚を楽しむ自分がいた。(たまに寝ている時もあるけど)


夕ご飯は両親と一緒に、これでもかと言う位、お肉と野菜と果物を食べた。こんなに食べたのは、入院してから初めてだと思う。さらに嬉しい事は、ここまで食べても自分は吐かなかったという事である。環境のせいなのか、今日はすこぶる調子がよい。食欲はあるし、頭痛はほぼ無いし。


明日は、日曜日。教会に行きたいな。どうか、このいい調子が続きますように。




■2004/08/22 (日)あっという間


この2日間はあっという間の2日間だった。もう行かないと。なんか、時間が足りない。でも、この2日間で、また、たくさんの人のやさしさに触れられたことが1番うれしい。全ては僕の元気の素になる。みんなありがと。次はいつ帰れるか分からないけど民さん家の事頼むね。じゃ、行ってきます。今夜からまた、病院でねむります。




■2004/08/23 (月)僕に出来たこと


昨日の夜中、僕の部屋の,僕の向かい側のベットのおじさんの様態が悪くなり、そのおじさんはすぐに一人部屋に移された。特別仲が良いわけでも、悪いわけでもなく、挨拶程度の関係でしたが、僕にとってはショックでした。多分、病院ではこういう事は何回も何回もあるのだろうけど、僕にとっては始めての光景だった。僕は何回も祈りました。そして僕にはそれしか出来なかった。




■2004/08/24 (火)退院


いきなりですけど8月26日に退院する事が決まりました。でも別に治療が終った訳ではなくて、これからは通院で続ける事になりました。



■2004/08/25 (水)ありがとう


今回、病気にかかった事で、僕の為にたくさんの人が動いてくれました。

祈ってくれたり、励ましてくれたり、笑わせてくれたり、アドバイスをしてくれたり、メールをくれたり、お見舞にきてくれたり、、、、、。
もう、数え切れない程の人のやさしさを感じました。本当に感謝の気持ちで一杯です。

これからも、まだまだ日記も治療も続きますが、ここで1回ありきたりの言葉ですが、言わせて下さい。

    「ありがとうございます。これからも頑張ります。」


     追伸;民さん、これからも頼むね。




■2004/08/26 (木)ただいま


やっぱり我が家はいいね。久々の民さんの手料理もいいね。食欲もでるね。ところで、髪が少しづつ抜けてきました。




■2004/08/27 (金)山で、、、。


今日は調子が良かったので、友人と山に行った。

滝に打たれてみたり、軽く山歩きをしてみたり、美味しいものを食べたりした。偉大な御方が創った自然の恵み、活力、パワーを沢山もらった。

天気は1日中曇りだったけど、僕の心の中は1日中晴天だった。

山にくるといつも思うけど、山で暮らしたくなる。いや、山で暮らしてる自分がいる様な気がする。いつか、身体が良くなったら山で暮らそう!。

相変わらず、髪の毛は少しづつ抜けてる。時々声もかすれる。




■2004/08/28 (土)睡眠


今日は朝から眠たい1日だった。昨日、あんまり寝れなかったからか。何回も昼寝をした。明日は、よく眠り元気でいたいな。やっぱり睡眠は大事だね。




■2004/08/29 (日)う〜ん


今日は、朝から調子が悪くなり、教会に行くつもりだったけど、家で寝てた。そのおかげで、午後になって少しは元気になったので、家の事などをやったり、横になったり、のんびりしている。たまに息苦しい感じがする。


明日から、また通院。いい結果が出るといいな。


相変わらず、髪は抜け続けている。




■2004/08/30 (月)単細胞だからね。


今日は、一日出かけっぱなし。昼間は病院に行く。そこで、医者の診断。自分の親身になって考えてくれる先生なのでいろいろ相談する。嬉しい事に、白血球の数もだいぶ増えてる。と、同時に肺の影もすこしづつ薄くなってるらしい。これで、明日からの化学治療にいい感じで臨める感じがする。


その後は、お世話になっている波動水の先生の所へいく。そして、自分に合った波動水を造ってもらう。そこでも、自分にとってよい結果がでている。


やっぱり、結果が良くなる事は気持ちいいね。ファイトがわくね。単純で単細胞だからね。


          全てに感謝します。




■2004/09/01 (水)こんな感じ


昨日は病院で抗がん剤をうって、その後は家で寝てました。

今日も、1日中そんな感じ(病院は無いけど)。たまに起きて部屋の中をぶらぶらしたり、友達がお見舞いに来てくれたので軽く話したり。

なかなか吐き気が取れないし、食欲もあんまりだね。早く好きなものをお腹一杯食べたいね。

それにしても面白いもんだ。バンドやっている時は、髪型変えるの抵抗あったのに(特にボウズ)今じゃ薬でボウズ(まだ、剃ってないけど)。う〜ん人生って不思議。




■2004/09/02 (木)キューイフルーツ?


薬で髪の毛が抜けたので、バリカンで剃りました(3mm)。その髪型を見て民さんは、キューイフルーツと言って喜んで触ります。でも、どう見てもあんまり美味しそうには見えないけどね。

今日も一日中、家にこもっています。外に出かけたいけど、今はその気力(勇気)がありません。やりたい事もいろいろ有るけどおんなじ。早く、自分の体力が戻りますように。




■2004/09/03 (金)また


また吐いた。今夜は多分大丈夫だと思ってたのに。1日何回も吐くと辛いものがある。身体よ頑張っておくれ。最近はずっとこんな感じ。

昼間、教会の牧師さんがお見舞いに来て頂き、聖餐式とメッセージをしてくれました。自分は、こんな大きな戦いに、自分の力だけで闘う事は出来ません。神様が一緒にいてくれるから出来るのだと、改めてまた実感しました。感謝します。




■2004/09/04 (土)こんな日です


最近、流動食ばっかり食べてたけど、今日のお昼はハンバーガーに挑戦した。少しだけしか食べれなかったけど、食べれてうれしかった。吐き気も少しずつ治まってきた。自分の体力が、少しづつだけど戻ってきているのが実感できる。うれしい。

今日も、また、旧友がお見舞いに来てくれた。ありがとう。ほんとに励まされるよ。絆を感じました。明日は、日曜日。教会行けるかな。このまま、調子が良くなることを祈ります。




■2004/09/05 (日)民さんとの会話Part1


民さんが僕のお腹のマッサージをしていると(最近お通じが出ないので)
 「ギュルルル,ギュルルル、、」僕のお腹がしゃべりだす。
すると、なぜか民さんのお腹もしゃべりだす。
 「グルグルグルル、グルグルグルル、、」
その声に僕のお腹もまた反応
 「ギュルル、ピー、、、」
そんなお腹だけの会話が1.2分ぐらい続いた。

 その後大爆笑。二人のお腹は何を話してたのだろうか?。夫婦って不思議だね。




■2004/09/07 (火)ギモン


最近、自分がこのままでいいのか疑問を感じる。みんなが、自分の事を励まし、応援してくれる。わざわざ遠くからお見舞いに来てくれたりする。でも、自分はみんなに何も出来ない。ここで日記を書く事ぐらい。いいのか?




■2004/09/08 (水)今日はこんな日


今日は、調子が良かったので、軽く友達と車で出かけた。埼玉県の鳩山という所だ。はじめて行く所なので地図とにらめっこで何とか着きました。友達のおかげだけど。そこはキリスト教関係の本販売センターで、欲しい本を買って、また迷いながら無事帰宅。でも、疲れた。途中声が出づらくなった。

昼間はあまり感じなかったけど、夜は痰が止まらない。ずーとガーガー、やってる。まるで怪獣みたいだ。痰には何週間も悩まされている。

そういえば、最近鬚を剃ってない。以前は週に一回は剃らないと、汚すぎたのに今は2週間以上たつのにぜんぜん伸びない。




■2004/09/09 (木)今日も


CDラジカセが壊れてCDが聞けなくなって、困ってたら友達が小さいのを貸してくれた。感謝します。

最近は、少し癖の無い落ち着ける音楽が好みかな。(アコースティック系)

相変わらず痰は止まらない。秒刻みだね。昔は痰なんか気にしなかったけど、今は痰のおかげで、眠れないし、ご飯は食べ難いし、少し息苦しい、、、。何とか、治まって欲しいものだ。




■2004/09/10 (金)曼珠沙華の手


埼玉県日高市に流れる高麗川に沿って作られたという巾着田に民さんと行った。(秩父のいつもの温泉に行く途中だったから)

曼珠沙華(彼岸花)群生地は、辺り一面をまるで赤い絨毯を敷き詰めた感じだった。数年前にもこの時期行ったことがあるけど、その時とは違う感じがした。

曼珠沙華(彼岸花)を見ていてふと思った。曼珠沙華(彼岸花)が咲いている中、所々につぼみがあって、それらが手に見えた。そしてその手は祈っている様に見えた。彼らは(彼女ら)は何に感謝し、何を祈ってるのだろうか?。周りには、拍手している手、万歳している手、さまざまな手があった。

今日の身体の調子は、秩父にドライブに行けるぐらい良かった。でもやはりは疲れたけど。声もまともに出なかった。眠気やだるさもあった。1日中痰に苦しんだ。

別に秩父に行くつもりじゃ無く、ゆっくりと1日を過ごそうと思っていたが、やはり山や川が見たくなり今朝いきなり決めた。




■2004/09/11 (土)今日は


今日は一日家にいた。最近出かけてばかりだったので。身体は痰との戦いみたいだ。次から次と関心するぐらい出てくる。そのおかげで声は出ないし、喉は痛いし。食事はしづらいし。なんか愚痴みたいだけど。そんな感じ。




■2004/09/12 (日)自分は弱い


朝から調子が悪く吐いたので、今日は教会を休んで寝てた。でも、そのおかげで少しは良くなった。教会を休んだのは残念だが、昼寝が出来たのは良かった。最近、夜中のねむりがおかしい。3時間後に起きて、1時間たったら3時間寝る。そんな感じ。だから、昼寝が出来るとうれしい。ほんとは、夜、普通に寝るのがいいのだけど。


最近、自分の弱さがよくわかった。自分はマイナス思考なんだなと思う。もっと、自由に解放されて生きたい思った。この日記も知ってる人、知らない人、いろんな人が見ている。だから、どこかで、縛られて書いていた様な気がする。でも、そんな事から解放されて書いていこうと思う。誤解されても、読んでもらえなくてもいいや。自分の思った事を、書きたい事を書こうと思う。所詮、自分は弱いからね。もっと、喜びと共に生きて生きたい。




■2004/09/13 (月)明日


明日はまた抗がん剤の日だ。明日から副作用に悩まされるのかな。しかたないね。

なかなかお通じが出ない。吐き過ぎなのか。




■2004/09/14 (火)放射線治療


今日は抗がん剤の日だったけど、診察だけで急遽中止となった。どうやら、先に放射線治療を受けなくてはならなくなった。明日、そのことで病院に行ってくる。




■2004/09/19 (日)再入院


今、また入院してます。(16日より)

のどの機能がおかしく、食事が出来なくなりました。

点滴で栄養と水分を補給してます。

痰はあいかわらずですね。




■2004/09/21 (火)今日は


今日は吐き気がひどい。後は咽喉の痛みかな。咽喉は毎日,症状が違う感じがする。相変わらず、飲み食いは出来ません。

今週末、民さんのお父さんがPNGからやって来る。会いたいけど、会いたくないような感じもある。本当はこんな姿見せたくない。でも、とっても嬉しい。テリ―さんどうもありがとう。




■2004/09/24 (金)今日、来週


今日、民さんのお父さんに会ったら、いろんな思いが頭をよぎり涙を流してしまいました。めったに会えないのに、こんな形で会うなんて。でもテリーさんありがとう。


来週の月曜日におなかに食事用の管を通します。そしてそこから食物を流し体力を回復させます。今のままだと体力がなく、治療も何も出来無いのです。




■2004/09/27 (月)民からのメッセージ


今日、よしやが亡くなりました。勇ましく頑張りましたが、癌はのどをふさいで息が出来なくなりました。

あしたの19:00は前夜祭、で29日の13:00−14:00はお葬式です。

皆さん、応援を、本当に、ありがとうございました。

私はまた書くかもしれません。

民でした。



泣いて 笑って 空をみて

肺癌なんぞにゃ負けんわい!


 これで弟、宮本嘉也の日記は、おしまいです。

 最後まで、読んでくれた方に感謝します。

 ご意見、ご感想などがありましたら、メ−ルや、掲示板などにお願いします。

 ありがとうございました。

北川辺空手道教室 師範  宮本 重信


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